読書感想文はいやいやだったのに 感想文 その2 (過去記事その8)

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と思ったものを転載した。日付は記事中のものが実際の日付。

2019/08/08
読書感想文はいやいやだったのに
感想文 その2

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夏の空 昨日と同じ場所時間で雲少なし


 「夜のピクニック 恩田 陸」

本屋大賞を受賞した永遠の青春小説
と、裏表紙の紹介文(宣伝文)にある。

数ある賞の中でも、比較的ハズレがないと言われている
本屋大賞。実際によく売れて評判にもなり、映画の原作
にも多数なっているようだ。

本屋大賞で自分が読んだのは、他には
博士の愛した数式 小川洋子
があるかな。

という訳で、さすが本屋大賞受賞作。
一気に最後まで読んでしまった。

どこが面白かったの?と、もし人に尋ねられても、
それを伝えるのが難しい。なにしろストーリとしては、
夜を徹して80kmを歩くだけなのだから。

それなのに、最後まで読ませてしまう
恩田陸さん、すごい!

感想で、すごい、というのは何も言ってないのと同じで
恥ずかしいのだけれど、感動の度合いが強いと、まさに
言葉を失ってしまう、と言い訳しておこうw

こういう時は先の日記にも書いたけれど、宿題の感想文
のように、解説から引用してしまうに限る!

 「夜のピクニック」はノスタルジックで
 リリカルで、いつまでも読み続けたい
 小説である。‐ 中略 ‐ 生きてあることが
 嬉しくて、だれかに感謝したくなるよう
 な高揚感がひしひしとわきあがってくる。
 読む者の胸を幸福感で一杯にするような
 小説だ。         池上冬樹

あと、主人公の西脇融(とおる)が自分に似ていて、身に
つまされた。「秒速5センチメートル」の遠野貴樹も
そうだった。なんで、そんなに頑な生き方してるんだろうと。
ただし、いつも女性にモテてしまう二人とは、まったく
似ていないのだが。(この二人のファンの方ゴメンなさいw)