読書感想文はいやいやだったのに 感想文 その1 (過去記事その7)

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と思ったものを転載した。日付は記事中のものが実際の日付。


2019/08/06
読書感想文はいやいやだったのに
感想文 その1

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夏の空 再び

夏休みの宿題で定番の読書感想文。学生時代はいつも最後に
なってしまったという人も多いのでは。自分もその例にもれず、
最後の解説と本文の引用を混ぜ合わせて、なんとかやっつけ
仕事で提出していたものだった。

それなのに何を思ったのか、ときどきこうして本の感想を書き
残しているのは、それってどうなのよ?と、言われそうだw

それは宿題だった読書感想文と違って、自分勝手な感想を
自由に書き綴るのは楽しいというか気分がいいからだ。
映画見た後に、あれこれ話をしたくなるのと同じ感覚。
ま、あくまでも感想であって書評じゃないのでその辺は
ずっと気楽なものだし。

あと、ブログの日記も同じことが言えるけれど、何か記録でも
残しておかないとすっかり忘れてしまうことが多くて、それは
どうももったいない気がする。というか、人生の一部が消えて
しまったようで(大げさか!時間が消えてしまったくらいw)、
それは寂しい。ただでさえ平凡で何も無い日常しかないのに、
そこから何かしらのものが消えるなんて!
実際何もないのだけど・・・  (;^_^A


 ガールズ・ブルー あさの あつこ

特に事件らしい出来事もなく(もちろんさざ波のごとく短い
エピソードはいくつもあるが)女子高生の日常がテンポよく
進んでいく。女の子たちの会話を実際に聞いているようで、
女子高生に縁のない人間には楽しめるw

小説を読んでいる限りは、主人公たちの会話もリアルに
感じるが、実際のところはかなり違うかも。というか、
違って当然という気もする。

主人公たちの設定として、底辺校の生徒でその中でも
勉強嫌いとなっているが、その実自分の頭で自分なりに
考えている。なので中身のない無駄話に見えても読者には
言いたいことはきちんと伝わる。

あたりまえだけど、リアルということは電車の中で話される
会話をそのまま写すのではなく、そう見える、そう感じる
ように表現するもの。なので、本当の会話と違うと言い出す
と小説にならない。

なんて、そんな野暮なことを言わずに、魅力的な女の子たち
の明るく楽しい切ない日々を一緒に味わうのが吉。