二番目に買ったMacはかわいい形をしていた ジョブス氏追悼記事

前回の記事を書いているとき当時の記憶が次々と沸いてきてしばし懐かしの
世界に浸っていた。少しこの辺りのことも書いてみたい。

Macintosh Performa 275

HDD160MB
メモリ8MB


Macの操作にもすぐ慣れて、毎日何をする
のでもなく(実際にパソコンで何かをする
というよりは、触ること自体が目的だった)
四六時中いじり倒していた。
今思うとネットに繋がずスタンドアロン
状態で、そこまで夢中だったのが、不思議
な気がする。いったい何してたのかw

Macの操作性にほれ込んで、すぐにもう一台欲しくなり(これはデザイン的な面での欲求も強かった)
金もないのにMacintosh Performa 275買ってしまった。これはColor Classic IIという機種に
ソフトをバンドルしたエントリーモデル。LC575がCD-ROMが付いていたのに対して、フロッピーディスク
しか付いてないモデル。さらにディスプレイは9インチという据え置きにしてモバイル並みの小さな画面。
ただしCRTがトリニトロンだったので小さくても視認性や発色は抜群だった。

Macが進んでいたなと思うのは、こんなちっぽけなエントリーモデルでもネットワークが標準だった
ことだ。ケーブル一本でもう1台のLC575とすぐに接続してネットワークが構築できた。そのために
CD-ROMが無くても、575側のCD-ROMを共有して使えたのはありがたかった。今ならそんなのはごく
当たり前のことであるが、当時のWindowsではDOS(コマンド操作のユーザーインターフェース)や
TCP/IP(ネットワークプロトコル)のコマンドに詳しくないとネットワークを初心者が繋ぐなどというのは
かなり敷居の高いものだった。

そのネットワーク内で、にそれぞれのPCの名前を付けるときのこと。
このPC、なんだか子犬が座ってるように見えたので、「ポチ」と命名したw
さらに、LC575のほうも同様に犬がおすわりしてるように見えなくもないので、こちらを「大ポチ」、
Performa275の方を「小ポチ」と称して、名前で遊んでいた。